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【コラム 牛丼屋】アンタの家かいっっ!

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牛丼屋 コラム

事実は小説より奇なり――
小説というフィクションよりも、実際に起きた出来事のほうがよっぽど奇妙さ。
英語の教科書に出る登場人物のセリフみたいになってしまったが、そんな言い方がある。

話ができすぎている――
そんな言い方をすることもある。
物事がうまくいきすぎていたり、まるで作り話のようなときに使ったりする。

「つくってる つくってる!」
あまりにも話にオチがつきすぎていたりすると、こう言われることもある。

事実を見たままに書く・伝えることはかなり難しい。
伝える側の認識が入ってしまうから。

以下の文章は、今から8年ほど前に私が牛丼屋で食事をした際の出来事である。
(値段やメニューは当時のもの)
手元のメモのまま、ありのまま書いていこう。

ありのままで。
雪の女王ではないが、Let it go.
(今日は)少しだけ、寒いわ。

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2012年11月14日(水)
夕飯は吉野家で。

「豚焼定食」ってたしかに言った。
言ったのに、俺の前に置かれたのは「牛焼定食」。

レシートには「牛焼定食」「大盛」で560円。
少し悲しくなったが、まあ40円の差だからと、食べた。

とても美味しかった。

食事を終えて会計、注文も取った明らかに覚束ない様子の店員のおばちゃん。
胸元の名札には「吉野」の文字。
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