『ゾンビランド』はタイトル通りゾンビの国となったアメリカが舞台の映画です。
監督はルーベン・フライシャー。
ウディ・ハレルソン(『ナチュラル・ボーン・キラーズ』のミッキー役など)やジェシー・アイゼンバーグ(『ソーシャル・ネットワーク』でマーク・ザッカーバーグを見事に演じた)が出演しています。
『ゾンビランド』は2009年に公開、2019年には続編の『ゾンビランド:ダブルタップ』が公開されました。しっかりゾンビ映画してるけど、コメディ要素も多い作品です。
※以下、ネタバレを含みますので未見のかたはお気をつけください。
ゾンビランド
(2011/5/3)
メチャメチャ面白い。
面白いところしか、ない。
=ムダがない。
世界(アメリカ)は冒頭からゾンビたちが跋扈しているし、登場人物たちに(本当の)名前(≒ムダな過去ってことになるのか)はなく、コロンバス(ジェシー・アイゼンバーグ)はじめ全員アメリカの州にある地名で呼ばれているし、主人公は物語のはじめから対ゾンビ用のルールに則っているし、と不必要なものが全て削ぎ落されている。
遊園地でのラストシーンも痛快でいい。
”ヒーローになるな”のルールをコロンバスが破る、弱気な青年の成長ぶりも描かれている。
(弾を惜しまず)要”二度撃ち”。
=====
(2019/11/23)
一度観たけど、続編の公開に合わせて復習のため観る。
最初と最後に入るコロンバス(ジェシー・アイゼンバーグ)のモノローグが、ゾンビランドと化した自分たちが生きる世界を俯瞰している感じで好き。
有酸素運動、二度撃ち(ダブルタップ)、準備体操など主人公はゾンビランドを生きる32のルールを定めている。
”ささやかなものを楽しめ”というのは、どんな世界でも必要なのだろう。
もう、10年も前の作品になる。
ゾンビランド:ダブルタップ
(2019/11/23)
TOHOシネマズ川崎で観る。
続編。
前作から10年が経った世界で、T800やNINJAなどゾンビたちも強力になっている。
前作ではビル・マーレ―の家を住み処にしたが、今作ではホワイトハウスとエルヴィス・プレスリーの家(記念館か?)を住み処にしていた。
屈強な男タラハシー(ウディ・ハレルソン)が先住民の血をひく話をして、バッファローのようにゾンビたちを先導してジャンプするシーンは感動した。
ゾンビオブザイヤーならぬ、ゾンビオブザセンチュリー。
観客の中に笑い屋のような人がいて、ギャグシーンは全て大きな声で笑っていて楽しそうだった。不運な死を遂げることを「マーレる」というのは笑った。
エンディング後にビル・マーレ―も出てくる。