以下、過去の記述より。
カッコ内は私が見た日付です。
※ネタバレを含みますので、未見のかたはお気をつけください
バットマン・ビギンズ
(2012/3/25)
アメコミヒーロー作品。
だが、善と悪がきちんと提示され、人間の恐怖が描かれている。
「恐怖を抱かせるためのシンボル」として主人公のブルース・ウェイン(クリスチャン・ベール)が「バットマン」を選んだのが印象深い。
ドラマもちゃんとあるし。
どうしてアメコミヒーローのヒロインは、想い人がヒーローであることをあまりにもすんなりと受け入れてしまうのだろう、という疑問はあるが。
評価の良い続編『ダークナイト』も観たい。
ダークナイト
(2012/3/31)
『バットマン・ビギンズ』の続編。
”最狂”の敵「ジョーカー」との闘い。
ジョーカー役の亡くなった俳優(※ヒース・レジャー)、凄まじい”怪演”ぶり。
マジですごい。
札束をすべり台にするシーンが好き。
「ジョーカー」が強烈すぎて、もう一人の敵「トゥーフェイス」の復讐が若干霞んでしまっていた。
前作同様、警部補ゴードンの活躍に感動。
ってか、ゴッサムシティー、腐敗しすぎ。
この街、危険すぎる。
「ダークナイト」は暗黒の騎士の意。
バットマンの背中が小さく消えていく。
※この日は『ダークナイト』を観た後、ゴッサムではなく、川崎シティで友人と飲んだらしい。
川崎、ゴッサムよりはぜんぜん平穏だろう。
ダークナイト ライジング
(2013/4/30)
面白いが、暗い。
かなり暗い。
バトルシーンまで、暗い。
ヒーロー VS 悪(ベイン)なのに、どちらともが「闇の化身」だ。
バットマン(主人公ブルース・ウェイン)のマゾっぷりは『ダークナイト三部作』シリーズ最高。
本作ではキャットウーマン(アン・ハサウェイ)も登場する。
で、ゴードン入院。
毎度不憫。
だがゴードンは立ちあがる。
彼こそ「正しい市民」の姿。
ベインも正しい市民、且つダークヒーローであるが、彼のやり方――ゴッサムシティを爆破しまくる方法――は法に反する。
下層から這いあがったベインの姿、彼のテロは、現実でも起きているし近い将来に起こりうることだ。
リアル。
そして、まさか真の黒幕があの女とは。
『インセプション』で見せた、大量の水を流す演出が気に入ったようだこの監督は。
本作では死(生)に対する「赦し」が大きなテーマのひとつとなっている。
にしても、やはりジョーカー(ヒース・レジャー)のヤバさを越えることは決してない。