以下、過去の記述より。
カッコ内は私が見た日付になります。
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■ジャンゴ 繋がれざる者(2013/12/15)
ようやく観ることができた(TSUTAYAにしかレンタルがない)。
タランティーノ監督による、現代で制作した西部劇。
題名の「ジャンゴ」とメインテーマの”ジャンゴ~♪”は『続 荒野の用心棒』へのオマージュ。
南北戦争の数年前、本作では黒人の奴隷制度が大きなテーマの一つとなっている。
主人公のジャンゴも冒頭では奴隷。
多くの西部劇と異なるのは、彼が最初から強くない(凄腕から遠いところにいる)ことだろう。
前半1時間くらい、自由人となったジャンゴがバウンティハンター(賞金稼ぎ)として一人前になる姿を描きつつ、本来の西部劇と監督独自の解釈やアイディアの融合がなされていく。
中盤以降はジャンゴが妻を取り戻す戦いとなる。
レオナルド・ディカプリオ演じるキャンディや黒人の奴隷長(のような)など、一人一人のキャラクターが際立っている。
2パックやジョン・レジェンドの曲など、音楽も全曲が素晴らしい。
『続 荒野の用心棒』での棺は、歯科医師(←コイツの演技が凄い!)が乗る馬車の天辺、バネじかけの歯のモチーフに。