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【映画】園子温監督『ヒミズ』感想

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以下、過去の記述より。
古谷実の原作マンガは、本棚から絶対に外せない名作です。
カッコ内は私が見た日付になります。

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■ヒミズ(2012/1/20)
古谷実の原作マンガの映画化。
TOHOシネマズ川崎のスクリーンで観る。

園子温の作品にしてはもの足りない感が多少あった(上映時間も)が、原作を好きすぎるので十分楽しめた。

暗い内容だが――景色は常に曇天だし――ラストは原作と異なり、住田が自殺せずに希望を見つける――と言うよりは震災後のあるいは曇天の世界で足掻く様が描かれていた。

ローン会社の社長・金子(ヤクザ)役のでんでんが「バラバラにしてやろうか!」と言っているのにはウケた。

主演の二人(染谷将太・二階堂ふみ)、ヴェネチア国際映画祭で新人俳優賞とるほどかな、と少し思ったが、何でもないようなシーンで観ている者に響く・涙させるってことはよっぽどすげえ演技なのだろう。

「頑張れ!住田!!」

■ヒミズ(2013/1/3)
昨年、映画館で鑑賞して、DVDで再び観る。
原作は古谷実の伝説的コミック(映画版で脚色あり)。

周囲の見えなくなってしまった「ビョーキ」の主人公・住田(染谷将太)に、夜野(渡辺哲)や茶沢(二階堂ふみ)は声をかけ本気でぶつかり愛と希望を”ふりかける”。

「俺は何でも知っている」とヴィヨンの詩が度々用いられるが、誰かがいなければ決して「自分のこと」を知ることはできない。

住田を救うための夜野の行動と茶沢さんの言葉に感動。

日不見。

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