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【本】片岡義男『日本語の外へ』感想

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以下、過去の記述より。
カッコ内は私が読み終えた日付になります。

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■片岡義男『日本語の外へ』(2013/2/12)
650ページもの超大作。
この本は2部から成り、第1部では(湾岸戦争下の)アメリカを、第2部では(母国語としての)日本語また日本という国について論じている。

主観から生まれた意見をはるかな高みから客観というスコープを通したうえで文章にしている。
あまりにも客観的で論理的な言葉のならびは、ときに読む者をイラつかせもする。

「アメリカンドリーム」
”自由”という、現状よりも良い明日(未来)を追い続ける、それがアメリカだと書かれている。

(母国語という)言葉はその人間にとっての思考の全てであり、母国語とはその人間自体を決定づけるものである――第2部の内容は興味深い。

残念なことは、この本が出版されたのが1997年、現在(※当時)から15年以上も過去の作品ということだ。

湾岸戦争や冷戦、JFK暗殺、日本の高度経済成長等のトピックは、あまりにも古いトピックとなってしまった。

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