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【ドラマ】俺の家の話 第三話 感想

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死に方がわからない
――死にたくない

★☆★
能というのは、演じる内容や舞の動きが全て決まっている。
一方、私はこれからこの文章で何を書くのか、まだ全然決まっていない。

だから、フリースタイルで行こう。
フリーなスタイル。
もし、ドラマのあらすじや為になる感想を求めている方がいたなら、
ここでsayonara sayonara.

AM9:57――午前中に洗濯とレイコップとクイックルやらないといけないから、
残されたのは30分ちょい。

「今日は土曜だし、ショッピングモールにでも行こう」
あるいは、
「コストコで買いだめ買いだめ」
そんな方も多いのではないだろうか。
(コストコ言ってこい!の旦那である佐々木健介はまだ、『俺の家の話』に出演していない)

テレビで紹介されてたコストコの商品を実際に手に取って買う。
あの店のあの味をフードコートで味わう。

『俺の家の話』で介護支援をしている荒川良々が、第三話の冒頭で言っていた。
「介護を日常ではなく、イベントだと思ったほうがいい」

日常のイベント化。
コストコ行くのも、相席居酒屋行くのも。
日常をイベント化して、私たちは日々を生きている。

ここでクイズ!THE違和感。
Q:イベントがイベントであるために、必要なものって何ですか?

ドラマの放送時間は、1時間。
その中では決して描き切れないものがある。

日常の積み重ね、だ。
・長瀬クンや桐谷健太が能の稽古に励む
・長瀬クンの元妻が今彼とヤッてる
・さんたまプロレスの経営状況が悪く、みんなが頭を悩ませている

ドラマの中には収めきることができない、たくさんの日常の積み重ねがあってこそ、
私たちはドラマという”イベント”を見ることができる。

武藤敬司と蝶野正洋が出てくれるのも、
長瀬クンが覆面レスラー”スーパー世阿弥マシン”として活躍してくれるのも、
視聴者である私にとって大事なイベントです。

でもコストコ行くにも、お金がかかるし。。。
そうなんです!

第三話では、戸田恵梨香(役名:志田さくら)が、「私の家の話」をする。
「お金がないと解決できないこともある」――彼女の話は、そう締めくくられる。

イベントを楽しむには、最低限のお金が必要だと思う。
そして、日常をイベント化するには、日々の積み重ね=日常そのものがないとならない。
(日常の見方については、木皿泉が『すいか』で教えてくれました)

AM10:35――全く韻を踏まないまま、フリースタイル終了。
”どこにでもある自然でいなたいリリックを”書くのは実に難しい。

★☆★
私が『俺の家の話』第三話で一番笑ったシーンがあります。
長瀬クンが縁側に座りながら戸田恵梨香に、
「積立貯金はじめました」と言うシーンです。

かつてドラマの中で、こんなセリフがあったでしょうか?
あらためて、宮藤官九郎は天才だと思いました。

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