ホメられた――親父にもホメられたことないのに
(mrsugar、行きまーす。)
『俺の家の話』第二話を見た。
今回は、父親(西田敏行)の介護を始めた長瀬クン(役名:観山寿一)の様子、能の稽古、長瀬クンと息子(羽村仁成)の日常などが描かれている。
「好きなことを、仕事にしない幸せ」
本人役の長州力が、長瀬クンにラリアットをくらわせたときに言ったセリフが、印象に残った。
長瀬クンはプロレスラーという好きな仕事をすっぱりと辞め、父親の介護と家業の能に専念する。
と書いたが、能による観山家の収入はほとんどなく、養子の桐谷健太(役名:観山寿限無)が副業でフードデリバリーをするほど、観山家の人々はお金に困っている。
で、長瀬クンも自転車でフードデリバリーに取り組む。
(そう言えば、昨年放送された、脚本:宮藤官九郎×主演:生田斗真の『JOKE~2022パニック配信!』でもフードデリバリーが出ていた)
お金がないから、長瀬クンは元妻に養育費を払うことができず、戸田恵梨香(役名:志田さくら)に借金をしてしまう。10万円。
見ていて、一つ疑問に思ったことがある。
ほとんどの門弟が去って、お金に困るほどなのに、観山家の人たちは誰も能を辞めようとはしない。
観山家の人たちにとって、伝統や能があるのは、当たり前すぎることなのかもしれない。
あと、もう一つ。
観山家は、父親―子どもたちの縦軸は強いが、兄弟(妹)たちの横軸が弱いように感じる。
父の介護、遺産の相続、能楽の継承には取り組むが、長瀬クンと妹(江口のりこ)と弟(永山絢斗)が協力している様子が、まだあまり見られない。
(弟は、長瀬クンが観山家の二十八世として継ぐことを、まだ認めていない。)
そのあたりは今後、描かれていくのだろうか。
※ここから先は、ネタバレを含みます。
===========
===またぐなよ===
==またぐな==
===またぐなよ===
===========
ここから先は、またいだ方しか読んでいないと思うので、ですます調にするぞコラ!
第二話では、戸田恵梨香が後妻業かどうかについて、触れています。
でも、この回で特に大事なのは、長瀬クンと息子との日常だと思いました。
息子(羽村仁成、ジャニーズJrのカワイイ子!)は、長瀬クンの元妻(平岩紙)が親権者のようで、長瀬クンは(養育費を支払うことで)面会日にだけ、息子に会うことができるみたいです。
息子(羽村仁成、ジャニーズJrのかわいい子!)は、寿一(長瀬智也)の元妻(平岩紙)と暮らしていてます。
寿一と元妻のどちらが息子の親権者になるかは、まだ決まっていないようです。
※後の放送で子どもの親権者が決まっていないことが判明したため、訂正しました。(2021/2/26)
この息子(観山秀生、秀ちゃんは小学五年生)には学習障がいがあり、学校でも度々問題を起こしてしまっているとのこと。
(母親はフリースクールに通わせることも検討しているみたいです。)
医者からは薬を処方されていて、普段は5分もじっとしていられない息子ですが、能に関わるときだけは違うみたいです。
息子曰く「能が好き!」らしい。
能に興味をもった息子に、祖父の西田敏行は稽古をつけてあげます。
それを見た長瀬クン、父親が簡単に息子をホメていることに複雑な感情を抱いてしまいます。
観山寿一(長瀬クン)は、息子でありながら、父親でもあります。
(そして元夫でもあります。)
観山家は縦軸が強い――さきほどそう書きましたが、長瀬クンは息子として父親から学ぶことで、自分の息子に見せるべき父親の姿を知るのか。
それとも、息子との触れ合いを通して、父親への接し方を見つけるのか。
あるいは、その両方が混ざり合って初めて、長瀬クンの父親像ができていくのか。
第三話以降は、そのあたりも楽しみに見たいです。
そう言えば、このドラマに主題歌はないのでしょうか。
能の一家なので、謡が主題歌とかも、面白かったかもしれませんね。
(能は詳しくないのですが。。。)
「能 ファミリー 能 ライフ」
そんなタイトルの主題歌を想像したのは、私だけでしょうか。