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【コラム テレビ】噂の!東京マガジンBSお引越しに思いを馳せる

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校長先生 コラム

「噂の!東京マガジン」はTBSで20年以上つづいている、長寿番組。この度、同番組は2021年の3月で終了することとなったそうです。同番組は2021年4月からBS-TBSにお引越しとなりました。
※内容が誤っていたため訂正(2021年4月11日)

「噂の!東京マガジン」の名物コーナーと言えば「やって!TRY」。やって頂戴にかけて、”やって とーらい”と読みます。

「やって!TRY」は、毎回ひとつの料理をテーマに街を歩く人に声をかけ、テーマ料理の調理に取り組んでもらう、というコーナー。参加者は若い女性が多く、テーマ料理をうまく作れない様子がたびたび放送されています。

例えば、ドライカレーがテーマの際、なんとドライアイスを使って調理する人がでちゃうとか。
・テーマの料理を実際に作れるか
・調理方法を知らない場合にどれだけ間違った料理にしてしまうのか
「やって!TRY」は、そんなコーナーです。

「やって!TRY」で一つ、思いだすことがあります。実は過去に出演したことがあるとか、そうではありません。

小学校の校長先生のお話です。

週に一度の朝礼、校庭に集まる全校生徒を前に校長先生がお話をされます。その日の校長先生のお話が、「やって!TRY」のことだったのです。

「皆さん、『噂の!東京マガジン』という番組、知っていますか? 昨日のお昼にやってたんですけどね。その中で『やって!TRY』ってコーナーがあって、面白いんですよ!」
※校長先生はちゃんと”やって とーらい”と発音されていました。

「街なかの人が料理を作るんですけどね。もうぜんぜん!うまく作れる人がいないんです。とんでもないもの作っちゃったりしてて」

校長先生は、そんな感じでお話されていました。どうしてテレビ番組の話をされたのかは、全くわかりません。

朝礼での校長先生のお話、その大半は覚えていません。
でも私は、「やって!TRY」の面白さを嬉々として小学生に伝えようとする校長先生の熱心な姿が何故か印象に残ってしまい、今も忘れることができません。

「噂の!東京マガジン」の出演陣には、白髪の方が多くいます。
(「やって!TRY」が若い女性ばかりを対象にして嘲笑を誘っている、と批判されることがあるように、出演陣の見た目に触れることも、今どきTRYしてはいけないことでしょうか。グレーヘアって言ったなら、セーフですか?)

朝礼台の上でお話される校長先生。
その姿が白髪だったかは忘れてしまいましたが、「噂の!東京マガジン」の名物コーナー「やって!TRY」のことを、私は忘れないでしょう。

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