以下、カッコ内は私が見た日付です。
※ネタバレを含みますので、未見の方はお気をつけください
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■ファイトクラブ(2012/4/1)
デビッド・フィンチャー監督作品。
中学か高校のときにTVで観て、大体のあらすじはおぼえていた。
近頃この監督の作品を観まくっていたが、本作が最良。
ストーリー、キャラクター(演技)、映像のスタイリッシュさ(得意のミクロ視点のCG等)、どれも素晴らしい。
前半は平凡な生活(ルーティン)・消費主義(物質主義)・抑制や受動的人生へのアンチテーゼ。
タイラー役のブラッド・ピットが、痛みをおぼえることや行動・実行することを主人公に示していく。
たしかに、”安らかな眠り” ”怒りや欲求の捌け口”なんかは――主人公が当初集団セラピーに通ったように――金では買えない。
後半は一気にサスペンスへ。
人格破綻(多重人格?)者だと発覚した主人公が、自分自身を取り戻す、というよりは手に入れるために奔走。
タイラーが映画フィルムにほんの一瞬ポルノ映像を混ぜるように、本編でも主人公の理想の姿(?)としてブラピのヌードがサブリミナルで入っている遊びなんかも良い。
主人公の第三視点からのナレーション風、ってのも好き。
※この日は『パラノーマル・アクティビティ2』も観ていたらしい