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【映画】内田けんじ監督作品の感想

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内田けんじ監督の作品はネタバレ厳禁なものが多いです。
未見のかたはお気をつけください。
『名探偵コナン 江戸川コナン失踪事件 〜史上最悪の2日間〜』
このアニメの脚本を務めたのが、内田けんじさんです。

以下、過去の記述より。
カッコ内は私が見た日付です。

運命じゃない人

(2013/5/30)
脱帽。
圧倒的な構成。

一人の人物を描き、その周囲の奴が実はこうこうこうあって、そこにいた――
って言葉で書きにくい。
群像劇オブザ群像劇。

役者も全員、好感が持てる。

全ての伏線が幾度も折り重なって、ひとつの素晴らしい作品を成している。

主人公――いや、みんな主人公みたいなものだから、宮田武(中村靖日)と衝突しそうになった車までが伏線だとは。

切り貼りしたような作品だが、本当によくできた面白い作品。

アフタースクール

(2013/8/6)
謎にみちた話と登場人物の行動。
それらは何重もの伏線で緻密につながっていく。

すげえ。
天才+秀才としか言えないこれは。

さらに、その中に恋愛――『運命じゃない人』から「運命の人」へ――や人生、大人といった要素も盛りこまれている。
すげえ。

職人技のような構成とパズルのような展開は、観ている者に快感すら与える。

出演者も大泉洋と堺雅人はじめ、好感の持てる役者で良かった。

鍵泥棒のメソッド

(2013/10/26)
自殺しそこなった役者志望の男(堺雅人)。
銭湯で頭を打ち記憶をなくした便利屋(香川照之)。
二人の生活が入れ替わる。

相手はいないが結婚式の日程を決めた編集者(広末涼子)とあわせて、それぞれの心情を描いた群像劇にもなっている。

見せかけの演技(振る舞い)と愛を胸に抱く男。

喜劇らしく、香川照之の記憶を失った後の行動や服装、コントのような設定が笑える。
ラストシーンは少しできすぎだが、感動してしまった。

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